こどもたちを上手に褒められません【2】

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1-3 率先垂範(そっせんすいはん)

率先垂範って、四字熟語を知っていますか。
まず、先生が動いて見せるということです。
私は、学級担任時代、時間があれば、T字ぼうきをもって、教室のゴミをとっていました。
そうすると、1年生でも6年生でも、必ず、真似する子どもが出てきました。
先生自身が行っている行為に対しては、アンテナが高くなっていますので、すぐ気づくと思います。
その場でこっそり言ってあげたり、時には、みんなの前でほめてあげたりしましょう。
学年の発達段階にあわせて、その子が一番喜ぶ形で伝えましょう。
私の場合は、放課後、黒板に書いたり、班日誌に書いたり、他の先生から言ってもらったり、いろいろな伝え方をしました。
そうそう、本読みカードに書いて、お母さんに知らせるのもいいですね。

1-4 ほめたこと、ほめた子供を名簿でチェックしておく

ほめることを続けていくと、特定の内容や決まった子どもへの気づきで、もう他にない状態になってくるでしょう。
ある意味、当たり前の状態になってきます。
そうしたら、どうすればいいか。
まず、現状を把握するために、ほめた事実とほめた子供を記録します。
そうすると、自分の偏りに気づくでしょう。
そして、べつの「よいとこ見つけ眼鏡」にかけかえるのです。
眼鏡に名前をつけてもいいですね。
「お話、よく聴いてる眼鏡」とか「人の世話やき眼鏡」とか、100種類くらい書き出してみてください。
楽しくなりますよ。
他の先生の授業を観て、どんなことをほめているのか、指示をだしているのか観察してみましょう。
自分とは違った視点に気づくと思います。
そして、そのことについて、ほめるようにしてみてください。
きっと、子どもの見方が広がると思います。
決して、完璧を目指さないでくださいね。
遊びだ思って、楽しんでみてください。
ほめられることのない子がだんだん減ると思います。

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