話が長い子にどのような指導をするか【2】

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3 話が長い子にどのような指導をするか【2】

3-5 核心に触れる内容を話す前に、一旦話をとめて、みんなで考える時間をとる

「ちょっと待って!」わかる子が答えを言ってしまう前に、先生が話をとめて、子どもたち、一人一人考えさせる方法があります。
わかる子がわからない子に説明するという図式が教室内にできてしまっている学級はないでしょうか。聴き手が受け身になってしまい、自分で考えようとしなくなる場面です。
先生はそういう雰囲気を感じ取ったら、よいタイミングで発表者の説明をとめて、一人一人が考える時間をとります。呟いてもいいし、ノートに書いてもいい。隣の子と話すのもいいですね。そうやって、聴き手が受け身の状態から抜け出せるとよいでしょう。
話しながら考えると、とても良い効果があるそうです。声に出して話すと脳の前頭葉が活発になるという研究結果が出ています。是非、授業に取り入れてみてください。

3-6 聴き手に質問しながら話す

話し手は、聴き手の反応を確かめながら話すことが大切です。
「~でしょ?」「~さんはどう思う?」など、語り掛けるように聴き手に質問するのはどうでしょうか。
自分が思っていることが伝わったかどうかを確かめるだけでなく、心の交流も大切です。
そのためにも、言葉のキャッチボールを楽しみましょう。
聴き手の意識も変わりますよ。
いつ質問されるかわからないですからね(笑)

3-7 黒板に書きながら説明する

書きながら説明すると、二つのよいことがあります。
一つは、書きながら説明すると、聴き手によく伝わるということです。
話すだけでは伝わらないことも書くことによって、伝わりますよね。
もう一つは、書くことによって、話し手の脳の働きが活発になるということです。
書くことによって、新しい発想が生まれることもありますよね。

3-8 ヒントを言いながら話す

ここまできたら、話し方のバリエーションがいろいろ広がってきたと思います。
聴き手を巻き込んで話す楽しさもわかってきてるでしょう。
「ヒントを言いながら」というのは、実際にヒントを出して、クイズ形式にするというのもありです。
要は、聴き手にも考えてもらう余地を与えるということです。
ですから、大切なのは、「間」ですね。

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