葬儀の現場で語られる「不思議な出来事」——英国の調査から
導入
葬儀社のスタッフは、遺族の深い悲しみに日々寄り添う仕事の中で、時として「説明のつかない出来事」に遭遇することがあるといいます。心理学者Cal Cooper氏による調査を紹介したFortean Times誌の記事を取り上げます。
海外で紹介された研究・情報
- 紹介記事: Fortean Times誌
- 調査: Cal Cooper氏による、葬儀業界での異常体験に関する既存研究のレビュー論文(Journal of the Society for Psychical Research掲載)。あわせてFortean Times誌が、University of Northamptonで現在進行中の新しいアンケート調査(参加者募集中)を紹介している。
- 対象範囲: 英国(UK限定の調査)
- Sirius大学にて内容確認済み
何が調べられたのか
この記事が紹介しているのは2つの異なるものです。1つはCal Cooper氏による、葬儀業界における異常体験についての既存研究のレビュー。もう1つは、University of Northamptonが現在実施中の、葬儀業界従事者を対象にした新しいアンケート調査です。
分かったこと
- Cooper氏のレビュー論文は、こうした体験についての既存の報告・文献を整理しています。一方、現在進行中の新しい調査については、2026年9月時点では結果が公表されておらず、回答数や具体的な割合について確定的なことは言えません。
- こうした体験は、遺族のケアという情緒的に張り詰めた仕事環境の中で語られることが多いとされている
(具体的な回答数値や体験の内訳の詳細は、元記事の範囲にとどまります)
まだ分かっていないこと
この調査は英国国内のみを対象としており、他の国や文化圏でも同様の傾向が見られるかどうかは分かりません。また、これはアンケートによる自己申告調査であり、報告された体験の原因(心理的要因か、他の要因か)を科学的に特定するものではありません。
この研究を見るときの注意点
Fortean Times誌は超常現象や未解明の事象を専門に扱う雑誌であり、学術誌とは性質が異なります。紹介されている調査自体も、体験の「頻度」を捉えるアンケート調査であって、体験の原因を科学的に証明するものではない点に注意が必要です。
シリウス大学から
死と向き合う仕事の現場で語られる「不思議な体験」は、否定するのではなく、まずは丁寧に記録し、耳を傾ける価値があるテーマです。同時に、それを性急に「超常現象の証拠」と結論づけないことも、科学的な誠実さとして大切にしたい姿勢です。







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