生まれた瞬間の星の配置を描いた「ホロスコープ」。名前は知っていても、実際にどう読めばいいのかわからない人は多いはずです。
この記事では、初めてホロスコープを見る人のために、迷わず読み進められる順番で、基本的な読み方を紹介します。
ホロスコープとは何か
ホロスコープとは、ある瞬間の天体の配置を円形の図として描いたものです。西洋占星術では、生まれた瞬間の空を描いた「出生図(ネイタルチャート)」を使って、その人の性格の傾向や人生のテーマを読み解きます。
正確なホロスコープを作るには、生まれた日時と場所の情報が必要です。生まれた時間がわからない場合は、正午に設定して作成することもできますが、ハウスの精度には多少の誤差が出る点は知っておくとよいでしょう。
最初から全部読まなくていい
ホロスコープには、10個の天体、12の星座、12のハウス、複数のアスペクトと、要素がたくさん詰め込まれています。すべてを一度に理解しようとすると、途中で挫折しやすくなります。
最初から完璧に読み解く必要はありません。ここで紹介する順番で、ひとつずつ確認していくだけで十分です。わからない部分は、一旦飛ばしてしまって構いません。
読み進める6つのステップ
1. 太陽——外に向けた自分
まず見るのは太陽です。太陽星座は、外側に向けて表現される「その人らしさ」の核となる部分を表します。いわゆる「星座占い」で使われているのは、この太陽星座です。
2. 月——内面で感じていること
次に月を見てみます。月は、人前ではあまり見せない、内面の感情や安心感の源を表すとされています。太陽と月の組み合わせを見ると、「外向きの自分」と「内側の自分」の違いが見えてきます。
3. ASC(アセンダント)——第一印象
ASCは、出生時に東の地平線から昇っていた星座で、初対面の人に与える印象や、無意識に取っている振る舞いに関わるとされています。太陽・月・ASCの3つがわかると、その人の輪郭がかなり立体的に見えてきます。
4. 主要天体——テーマごとの傾向
水星(考え方・コミュニケーション)、金星(好み・人との関わり方)、火星(行動力・意欲の出し方)など、天体ごとに異なるテーマがあります。すべてを覚える必要はなく、気になるテーマの天体から見ていくのがおすすめです。
5. ハウス——人生のどの領域で働くか
ハウスは、ホロスコープを12分割した区分で、仕事・人間関係・家庭など、人生のどの領域に天体の力が働くかを示します。同じ天体でも、どのハウスにあるかによって、現れ方が変わってきます。
6. アスペクト——性質同士の関係
アスペクトは、天体同士の角度関係です。天体がどのような角度で結びついているかによって、性質同士が調和しているのか、それとも葛藤や緊張を生みやすいのかが読み取れます。最初は難しく感じやすい部分なので、慣れてきたタイミングで見ていくので十分です。

読み方でよくある誤解
「雑誌やアプリの星座占い」と「自分のホロスコープ」を同じものだと思っている人は少なくありません。雑誌の星座占いは、多くの人にあてはまる太陽星座だけを使った、いわば簡易版です。生まれた時間・場所まで反映したホロスコープは、同じ太陽星座の人同士でも、月やASC、ハウスの位置によって、まったく違う印象になります。
もうひとつよくある誤解は、「天体やハウスの意味をすべて暗記しないと、正しく読めない」というものです。実際には、6つのステップを順番に、気になる部分だけ深掘りしていく読み方でも十分に自分を理解する手がかりになります。完璧な知識よりも、繰り返し自分のホロスコープを眺めてみることのほうが、理解を深めるうえでは近道になることが多いです。

独学とセッション、どちらがいいか
独学でホロスコープを読み進めることもできますが、要素が多い分、最初は難しく感じることもあります。専門家と一緒に読み解いてもらうことで、独学では気づきにくい部分が見えてくることもあります。
ホロスコープは「当てる」ものではなく、自分自身を理解するための地図のようなものです。読み方がわかってくると、そこから「なぜ星を読むと自分が見えてくるのか」という、もう一歩踏み込んだ視点にも興味が広がっていくはずです。読み方の先にある、その意味については星を読むと自分が見える理由で詳しく紹介しています。






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