「最近、UFOではなくUAPという言葉を聞くけれど、何が違うの?」
そんな疑問を持ったことはないでしょうか。
UFOという言葉は昔から広く知られていますが、NASAやアメリカ政府では現在、主に「UAP」という言葉が使われています。
UAPは、
Unidentified Anomalous Phenomena
の略です。
日本語では一般に「未確認異常現象」と訳されます。
これは単なる言葉の言い換えではありません。
UFOという言葉についてきた「宇宙人」「空飛ぶ円盤」といったイメージから少し距離を置き、
まず正体の分からない現象として観測・分析しよう
という考え方が背景にあります。

UFOとUAPの違いは?
UFOは、
Unidentified Flying Object
つまり「未確認飛行物体」です。
一方、現在NASAが使用しているUAPは、
Unidentified Anomalous Phenomena
「未確認異常現象」です。
大きな違いは、UAPの方が対象範囲が広いことです。
UFOは基本的に「空を飛んでいる物体」を意味しますが、UAPという言葉では、単純に物体として分類できない現象も対象になります。
UFOとUAPの違い
| UFO | UAP |
|---|---|
| Unidentified Flying Object | Unidentified Anomalous Phenomena |
| 未確認飛行物体 | 未確認異常現象 |
| 主に空中の物体 | より広い異常現象 |
| UFO・宇宙人文化との結びつきが強い | 科学・安全保障上の用語として使用 |
NASAは現在、米国の法律上の用語に合わせて「Unidentified Anomalous Phenomena」という名称を使用しています。

なぜUFOではなくUAPと呼ばれるようになったのか
UFOという言葉は長い歴史の中で、「宇宙人の乗り物」というイメージと強く結びついてきました。
しかし、本来UFOとは、
正体を確認できていない飛行物体
という意味です。
UFOを見たからといって、それが宇宙船だという意味ではありません。
実際には、
- 気球
- 航空機
- ドローン
- 人工衛星
- 気象現象
- 光学現象
- センサーの誤認
など、さまざまな可能性があります。
そこで現在は、最初から「物体」と決めつけず、より広い異常現象として扱うUAPという言葉が使われるようになっています。
NASAはUAPを研究しているのか
NASAは2022年、UAPを科学的観点から検討する独立研究チームを設置しました。
2023年9月14日には、その最終報告書を公開しています。
この研究の目的は、
「宇宙人が地球へ来ていることを証明すること」
ではありません。
主なテーマは、
- UAPを研究するにはどのようなデータが必要なのか
- NASAが持つ観測技術をどう活用できるのか
- センサーや衛星データをどう使うのか
- AIや機械学習を分析に利用できるのか
- 質の高い観測データをどう集めるのか
といった、科学的な研究方法そのものです。
NASAは、現在利用できる高品質な観測データが限られているため、UAPの性質について科学的な結論を出すことは難しいとしています。

NASAは宇宙人の存在を認めたのか
ここはUAPについて調べるとき、特に注意したいポイントです。
NASAは公式FAQで、
地球外生命の信頼できる証拠は現在確認しておらず、UAPが地球外生命によるものだという証拠もない
という立場を明確にしています。
つまり、
「UAPが報告されている」
ことと、
「宇宙人の乗り物が確認された」
ことはまったく別です。
一方でNASAは、すべてのUAPについて正体が完全に解明された、とも述べていません。
十分なデータがないため判断できないケースが存在します。
ここがUAP研究の興味深いところです。
アメリカ政府はUAPをどう調査している?
米国防総省には、
AARO(All-domain Anomaly Resolution Office)
という組織があります。
AAROは、米国政府に報告されたUAPについて情報を収集し、分析する専門組織です。
航空だけでなく、宇宙や海域なども含む複数の領域を対象としています。
AAROは現在、UAPに関する報告書や映像、ケース解析などを公式サイト上で公開しています。
2026年にも新しいUAP映像資料が継続的に公開されています。
ただしAARO自身も、映像に映っているものを説明する記述と、その現象の正体についての最終的な判断を明確に区別しています。
映像が公開されたからといって、
「未知の宇宙船であることが確認された」
という意味ではありません。
正体不明のUAPは存在するのか
ここでも、
未確認=宇宙人
ではありません。
「未確認」という言葉は、
現時点で正体を確定するための情報が不足している
という意味で使われることがあります。
科学的には、
何が分かったのか。
何がまだ分からないのか。
この二つを分けて考える必要があります。
UAP研究で大切なのは「決めつけないこと」
UAPについては、大きく二つの極端な考え方があります。
一つは、
「全部宇宙人だ」
と考えること。
もう一つは、
「そんなものは全部くだらない」
と最初から否定してしまうことです。
SIRIUS UNIVERSITYでは、そのどちらにも寄らない姿勢を大切にします。
説明できるものは説明する。
説明できないものは、説明できないまま記録する。
そして、新しいデータが出たら改めて考える。
これはUAPだけでなく、意識、記憶、テレパシーなど、未知の領域を研究するときにも重要な態度だと考えています。
SIRIUS UNIVERSITYがUAPを研究する理由
SIRIUS UNIVERSITYでは、
まだ説明できないものを、なかったことにしない。
という姿勢で未知の現象を扱います。
しかし同時に、
説明できないものを、すぐに宇宙人や超常現象だと決めつけない。
この二つを両立させます。
信じるためでもありません。
否定するためでもありません。
記録し、調べ、比較し、考える。
UAPは、その姿勢を象徴する研究テーマの一つです。
まとめ|UAPは宇宙人の証拠ではない。しかし正式な研究対象になっている
現在、NASAやアメリカ政府はUAPを正式に研究・分析の対象としています。
しかし、それは、
「宇宙人の存在を認めた」
という意味ではありません。
現在確認できることは、
- UAPと呼ばれる未確認現象の報告が存在する
- NASAはUAPを科学的に研究する方法を検討している
- 米国防総省AAROがUAP情報を収集・分析している
- 公開されているUAP映像も存在する
- 一部は情報不足などによって未解明のまま残る
- NASAはUAPが地球外生命由来だという証拠は確認していない
というところまでです。
そして、
分からないことが残っている。
だからこそ、研究する価値があります。
SIRIUS UNIVERSITYでは今後、実際に公開されたUAP映像、政府報告書、研究者の議論などを一つずつ取り上げていきます。
次回は、
「米国政府が公開したUAP映像。本当に正体不明なのか?」
をテーマに、公的に公開された映像を見ていきます。
SIRIUS UNIVERSITY|研究記録 No.001
研究テーマ:UFO / UAP
カテゴリー:未確認現象研究
出典
- NASA|Unidentified Anomalous Phenomena (UAP)
- NASA|UAP Frequently Asked Questions
- NASA|UAP Independent Study Team Final Report
- U.S. Department of Defense / AARO|UAP Records / Imagery









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