準備を捨てると緊張がなくなる?①
Ayaki:即興力
Miyuki:何の準備もしなくてもやれる!
A:今も準備してないもんね。(笑)
M:これ(対談)撮ってるんだけど、何の準備もしないで自分はやれるんだって思っている
わけだから、いきなりできる。それがないと、ドキドキしちゃうのね、何かをやる前に。
あっそうか、今からこれやるから、それにはちょっと準備しなきゃ、待っててって言って
こうこう準備しようってなるんだけど、自分の内側に、ちゃんとそういう風にやれるって
いうのがあるんだってわかっていると、いいよやれるよ、始めようって言ってすぐやれる
し、何とかなるんだよね。
そういうのは、準備をしないでやるっていうことがすごく大事。
準備をしないでやるっていうことで自信がついてくる。
M:へえ~。でも、撮ろうっていうとき、やる前はめっちゃ緊張してた。今は吹っ飛んだ。(笑)
A:100%何も緊張しないっていうことはないし、緊張もいいことだよね。
M:アドレナリン的な?(笑)
A:いいものを作ろうとか、そういう思いがあれば当然緊張するわけだからいいんだけど、
完璧主義の人に多いんだけど、100点を取らなきゃいけないとか、すごい努力をして
何かを発表するみたいな、そういうものを持っていると苦しくなってきちゃうんだよね。
仕事なんかでもそうだし。
Miyuki:でも、みんななんかあるよね。うちらってそうやって育てられてきたじゃん。
学校とかもさ、テストとかさ、減点方式じゃないけどね…。
Ayaki:自分もそうだったから。
それで自分の力をつけてきたっていうこともあるから、それはそれでいいんだけど、
過剰になってしまうとおかしくなってしまうから。頑張ってきた人は、完璧主義であるとか、
百点取らなきゃいけないみたいな人だから、そのために、「はい、じゃあ今からこれやってみ
よう。」って言ったときに、「えっ?」ってなるんじゃなくて、とにかくやってみて、70点
くらいでも、ああよかった、楽しかったとか。
M:それは、即興は、一対一でやるの?
A:一対一でもできるし、グループでもできる。インプロっていう演劇のスタイルがあって、前にそ
のステージを見に行ったことがあるんだけど、演じている人が7~8人いて、俳優さんがいて、
お客さんに「お題ください。」って言って、「ニューヨーク」「スイカ」「何とか」ってふられ
るわけ。それで「わかりました」って言って、そのお題を劇に入れるのね。そこで聞いただけだ
から、その聞いたのを最初に出てきた人が、「ああここがニューヨークか・・・。」みたいな感
じで、そのニューヨークの設定で入って、それに合わせて演じるのね。
M:ちょっと演じてやってみてよ。
A:二人でやるってことになるけど・・・。
M:やだやだ、恥ずかしい。
A:それで見ていて、何とかやっている。
M:おもしろそう。
A:そういうのを自分もやったんだけど、ワークショップとかで。
M:楽しかった?
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