準備を捨てると緊張がなくなる?②
Ayaki:楽しかった。自分の浮かんできたもの、あるでしょ? それをパーンって出すんだよ。
瞬間的に出てきたものを出すわけでしょ。相手が何を言うかわからないでしょ。セリフが決
まってないんだから。こっちが一応予想してるじゃん、こう返してくるだろうなみたいな。
こっちでストーリーができあがっていて、こういう展開でって感じでセリフを言っているん
だけど、そういう風に言ってくれれば合うんだけど、合わない時もこっちが何とかするわけ
でしょ。そこの何秒間で合わせるみたいのがっていうのが、なんか出てくるじゃんって思っ
たわけ。
Miyuki:へえ、意外にいけるみたいな?
A:頭で考えているんじゃなくて、ここ(ハート)から出てくるみたいな。そういうのをやっていく
と、別にそんなに準備をしなくてもやれるなって本当に思えるので、「じゃあ次こうやろうか、
はい、じゃあね・・・。」って、打ち合わせなくやるっていうのができるようになった。
M:自信になったってこと?
A:なんとか。別に百点とらなければいいわけだから。
M:すばらしいね!
A:ライブがすごいおもしろい。
M:それやってみたいな。
Ayaki:おもしろいよ。演劇のセリフの感じでやったけど、ワークショップで。ある一人が、例えば何
かポーズをするでしょ?そうしたら、もう一人の人がこれに合わせたポーズを付け足しするん
だよ。一人でやるとやりにくいけど・・・。
Miyuki:これは、動きってこと?
A:一人が適当にポーズを決めるでしょ? このポーズから思い浮かぶ場面を自分で考えて、それに
合うようなポーズを作って、それを見たら、今度はこっちの人が別のポーズを考えて、つなげて
いく。
M:これは抵抗なくできた!(笑)
A:そうでしょ? なんかおもしろいでしょ? その人によって固まる場面が違うんだよ。
M:そうなんだ。
A:アイデアが浮かんでこなかったりとか、どう言ったらいいのって固まる場面があるんだけど、そ
の人が変わっていく場面なんだよね。
M:皮をむく的な?
A:そこで、ブロックが解ける。
M:そうだよね。
A:女の人が参加していたんだけど、女性はこうあるべきだ的なシチュエーションの時に固まって言
えなかった時があるんだけど、その時にその人が気が付いたんだよね。こうあるべきだって思っ
ていたけど、シチュエーションがそういうのでなかったので、言えなかったって。
M:なにか、思い込みみたいのがあったってこと?
A:信じているものがあったから、劇でも言いづらかったって言ってた。
M:その人、その人によって自分のことを知るきっかけにもなるってことやな?
A:心理学のワークみたいなので、ブロックを外しましょうっていうのがあるんだけど、そういうの
をやらなくてもこういうのが浮かび上がってくるんだよね、即興をやった時に。
M:おもしろそう。やってみたいな、それ。
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